最悪の結末に関係者当惑 女子中学生誘拐、キャンプ場に遺体 静岡

静岡県浜松市の女子中学生が連れ回された未成年者誘拐事件は、天竜区の山間部にあるキャンプ場で遺体が発見されるという最悪の結末を迎えた。県警は福岡市東区の無職、入江大(だい)容疑者(33)を逮捕。2人が知り合った経緯などについて捜査を進める。中学生を知る関係者らは突然の悲劇に当惑を隠せない様子だった。
逮捕容疑は、15日午後1時半ごろ、浜松市の女子中学生(15)を市内で車に乗せて、連れ回したとされる。捜査関係者によると、入江容疑者は女子中学生と一緒にいたことを認めて、「心中を図ろうとした」などと供述をしているという。
事件を受けて、女子中学生の父親は「私たちはいまだ心の整理が付かない状態です」とのコメントを出した。
女子中学生の近所の男性は毎日新聞の取材に「女子中学生の父親は医師、母親は薬剤師として自宅近くで営んでいるが、共に穏やかな人柄で近所で好かれていた。家族が悲惨な事件に巻き込まれて、かける言葉も見つからない」と悲しみをこらえながら答えた。
女子中学生が在籍していたとみられる中学校は17日が卒業式だった。校長は「(女子中学生は)卒業式を欠席した。警察からは何も聞いていない。学校でのトラブルなどは聞いていない」と話した。
2人が滞在し、遺体が見つかったキャンプ場の男性管理人は「2人は15日夜、来場した。午後7時ごろ、従業員がキャンプ場の利用料を集金しに行ったとき、2人に特に変わった印象はなかった」と驚いていた。【深野麟之介、古川幸奈、太田圭介】