和歌山県警白浜署の入り口付近にある花壇で、ヒマワリが大輪の花を咲かせている。2011年に交通事故で亡くなった京都府の男児(当時4歳)が育てていたヒマワリがルーツの種をまき、成長させることに成功した。馬倉実次長は「咲かせることができてよかった。遺族の意思を継いで、交通安全と命の大切さを伝えるきっかけにしたい」と話している。【砂押健太】
京都府警を中心に全国に広まっている「ひまわりの絆プロジェクト」の一環で育てた。プロジェクトは、事故で亡くなった京都府木津川市の東陽大ちゃんの遺族が、陽大ちゃんが生きた証しとして、交通事故根絶に役立ててもらおうと、種を府警に託したことがきっかけだった。
種は京都府内の警察署や幼稚園、小学校などで育てられ、16年からは全国各地に育ったヒマワリの種が配られている。
白浜署では6月、和歌山県警本部から種を15粒もらい受けた。署員の有志約10人が土を耕すところから始め、肥料や水やりを交代で実施して、同月下旬に芽が四つ出た。8月中旬の台風10号では近くの南紀白浜空港で最大瞬間風速31・4メートルを観測したが、事前にヒマワリを支柱に固定するなどして守った。今月18日現在、約20輪ほどの黄色い花を咲かせている。
プロジェクトに賛同して種をまきたいという人には、育てたヒマワリの種を配布する。希望者は同署(0739・43・0110)まで。