窓ガラスを素手で割って火災現場に…83歳女性救出の男性「無我夢中だった」

佐賀県の鳥栖・三養基地区消防事務組合は16日、火災現場から女性(83)を救助したとして、同県みやき町原古賀の運送会社社長、国吉司さん(40)に感謝状を贈った。
昨年10月30日午前1時頃、国吉さんの自宅近くで火災が発生。近隣住民から「一人暮らしの女性がいる。助けてほしい」と頼まれた。火元の塗装店兼住宅に隣接し、今にも火が燃え移りそうな美容室兼住宅の窓ガラスを素手で割って中に入り、寝ていた女性を起こして助け出した。その後、女性宅は全焼した。この火災では、3棟が全焼し、3棟の一部を焼いたが、けが人はいなかった。
この日、西消防署(みやき町)で行われた贈呈式で、下田辰也消防長が「適切な判断と勇気ある行動。今後も地域の安全安心に貢献してほしい」とたたえた。
国吉さんは「恐怖心はなく、無我夢中だった。助けることができて本当に良かった」と話した。