ネット証券大手の口座から不正に現金引き出し、容疑のシステムエンジニア逮捕

ネット証券大手「松井証券」の顧客の証券口座から不正に現金を引き出したとして、警視庁は24日、ITサービス大手「SCSK」(東京都江東区)のシステムエンジニア

相根
( さがね ) 浩二容疑者(42)(世田谷区弦巻)を電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕した。2017年6月以降、松井証券の顧客15人の口座から計約2億円を不正に引き出したとみて調べている。
発表によると、相根容疑者は19年2月、SCSKが保守管理を担当していた松井証券のシステムに接続し、徳島県在住の60歳代の顧客男性のログインIDなどを不正に保管。同10~11月、このIDなどを使って男性の証券口座から約650万円を自らが管理する銀行口座に不正送金し、現金自動預け払い機(ATM)で引き出した疑い。「拾ったキャッシュカードで現金を下ろしたが、不正送金は身に覚えがない」と容疑を一部否認している。
相根容疑者の業務用パソコンからは、松井証券の顧客210人の証券口座のログインIDなどが見つかったという。不正送金先の銀行口座は証券口座の名義人と同じ名前で開設されており、警視庁は計画的に不正送金を行ったとみている。SCSKは24日、相根容疑者を懲戒解雇にした。