コロナ救急、4割が受け入れ拒否 現場滞在時間も通常の倍 山形

2020年4月以降、新型コロナウイルスの感染疑いがある患者の救急搬送が山形県内で延べ152件あり、そのうち59件で医療機関から受け入れを断られていたことが県のまとめで判明した。県消防救急課によると、保健所への連絡、調整などから現場の滞在時間も通常の倍程度になっているという。
県消防救急課によると、新型コロナに感染している可能性がある患者の救急搬送(20年4月~21年1月)は152件あった。このうち保健所に連絡をした件数は地域別に、村山65件▽最上2件▽置賜16件▽庄内10件――だった。医療機関から断られた59件を地域別でみると、村山53件▽置賜4件▽庄内2件。最上はなかった。
保健所に連絡をした救急隊の現場での平均滞在時間は34分で、医療機関に搬送を断られるケースでは、さらに5・5分長くなる傾向がみられた。村山地域では、現場での滞在時間が70分を超えたケースもあった。
同課によると、病院までの所要時間が通常よりかかったことが原因で容体が急変したり悪化したりしたケースの報告はないという。
各消防本部から県に報告された新型コロナの陽性患者搬送件数は36件(搬送後判明分も含む、21年2月15日現在)だった。【野呂賢治】