兵庫県姫路市の清元秀泰市長は30日、記者会見を開き、4月11日に広島県三原市内のホテルで約70人が参加した新造船進水式後の会食に出席したことを明らかにした上で、「非常に軽率な行為であり、深く反省している」と陳謝した。
清元市長によると、姫路市内の海運会社社長の知人にあいさつを頼まれて出席した。
会社側の用意したタクシーで駆けつけ、あいさつを終えるまでの午後2時から同4時前にかけて滞在。その間、ビールの入ったグラスなどに口をつけたが、6人着席の円卓で人と人との間に、仕切りが立てられるなど感染対策はとられていたという。
清元市長は市民に不要不急の外出や大人数での飲食自粛を求めてきただけに、「市民の苦労を踏みにじる行動で、申し訳ない」と頭を下げた。