パトカーの物損事故を報告しなかったとして、兵庫県警が神戸市内の警察署の50歳代と20歳代の男性巡査部長2人を警務部長注意などの処分にしていたことがわかった。処分は3月17日付。
県警監察官室によると、20歳代の巡査部長運転のパトカーが2月9日夜、同市内の民家の石垣に接触。前部バンパーに傷がついたが、同乗の50歳代巡査部長が、事故を報告せず、知り合いの修理工場で傷を直すことを提案した。後日、別の警察官がパトカーを洗車中に別の傷を見つけ、位置情報の履歴などから、工場に寄っていたことが分かった。
2人は県警の聞き取りに、「運転技術が未熟と判断され、パトカーを運転できなくなると思った」などと話したという。県警は、2人をパトカー乗務のない部署に配置転換した。