宮城県気仙沼市は30日、大雨特別警報など13種類の気象情報をエリアメールやSNSで市民らに誤配信したと発表した。
市によると、29日午後8時31分頃、大雪や洪水、暴風雪の警報などが発令されたとする内容が立て続けに計31回、エリアメールやツイッター、LINEなどで市の防災情報の登録者に配信された。市危機管理課の担当者が誤りに気づき、午後9時18分にメールなどで誤報と伝えた。
気象情報は登録者に自動配信で届く仕組み。この日の夕方、気象庁から気仙沼地域に発令された暴風警報が配信されず、市がシステムを管理する業者に確認と復旧を依頼していた。その際の作業ミスの可能性を含め市が原因を調べている。
菅原茂市長は30日の定例記者会見で、「予期せぬことが起き、おわび申し上げたい。信頼されるシステムの構築に努めたい」と陳謝した。