世界の有名建造物の模型を展示する栃木県日光市のテーマパーク「東武ワールドスクウェア」に24日、那覇市の「首里城」がお目見えする。公開を前に、2019年10月の火災で焼損した正殿など琉球王国を象徴する精巧なミニチュアが搬入された。
首里城は、琉球王国(1429~1879年)の政治、文化の中心となった王宮。1945年の沖縄戦で全焼した後、復元工事が進められ、92年に正殿などメイン部分が完成し、首里城公園として一般公開された。2000年に首里城跡を中心とする「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は世界文化遺産に登録されたが、正殿などは世界遺産に含まれない。
ワールドスクウェアの日本ゾーンでは最大の展示物となるミニチュアは、25分の1サイズで再現した。広さ120平方メートルの敷地に正殿(高さ約62センチ)や北殿(同約36センチ)、城壁など24棟を配置。開園当時から展示していた「守礼門」は、首里城の入り口に移設した。事業費は約1億円。
根本幸央・総支配人は「首里城は開園当時から展示物候補の一つ。少しでも火災のショックを癒やし、正殿再建の力添えになればと製作した。多くの人に、美しい首里城や琉球王国に思いをはせてもらえるとうれしい」と話した。