「軽率だった」富山知事が高橋はるみ参院議員らと5人以上で会食

富山県の新田八朗知事は19日、実姉で自民党の高橋はるみ参院議員や森雅志富山市長らと5人以上で、16日夜に会食をしたことを明らかにした。県内では新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあり、県が14日に感染拡大警報(富山アラート)を出したばかり。新田知事は「公人として軽率な行動だったと反省している」と述べた。
新田知事によると、高橋氏が帰省したのを機に、富山市内のレストランで飲酒を伴う会食をした。高橋氏は事前に東京でPCR検査を受け、新型コロナ陰性を確認していたという。
店内では新田知事、高橋氏、森市長のほか、知人の経営者ら計5人で約1時間食事をし、県内の選挙情勢などについて意見交換。終盤には自民党県議1人も加わった。テーブルの中央には仕切り板が設置され、会話中はマスクを着けていたという。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は大人数(5人以上)での飲食は感染リスクが高まると指摘している。【砂押健太】