かつて交際していた岡山県西粟倉村の青木秀樹村長(66)から現金を脅し取ろうとしたとして、美作署は21日、神奈川県藤沢市、無職の女(45)を恐喝未遂容疑で逮捕した。女は「脅すようなことは言っていない」と否認している。
発表などによると、女は昨年10月、交際相手だった青木村長を「マンションの部屋代として毎月10万円を払わなければ、旦那はあなたを潰す」などと脅し、現金を脅し取ろうとした疑い。
青木村長を巡っては東京方面への出張の際に、公務と無関係の人物と同伴し、その旅費などを公費で賄っているとの情報が村議に寄せられていた。3月の臨時議会で問題を指摘された青木村長は、不適切な行為は否定したうえで、「村民らに心配をかけた」と陳謝。その後、同署に被害届を出していた。
青木村長は読売新聞の取材に「捜査中で、事件に関するコメントを差し控える」と語り、進退については「村政とは関係ない話。途中で投げ出すことはしたくない。任期は全うする」とした。