汚れたマスク、1人で歩く高齢女性に「どちらに行かれるんですか」…帰宅途中の女性110番

道に迷った高齢女性を保護したとして、秋田県警秋田中央署は22日、大仙市の保育園長、高橋美紀子さん(46)に感謝状を贈った。
同署によると、高橋さんは3月25日午後9時頃、車で帰宅途中、秋田市河辺和田の国道の歩道を1人で歩く80歳代の女性に気づいた。土で汚れたマスクなどが気になり、「どちらに行かれるんですか」と声を掛けると、女性が道に迷っていると分かった。
近くの飲食店のいすに座らせて110番し、手を握ったり背中をさすったりして安心させながら警察官の到着を待った。女性にけがはなく、無事に帰宅できたという。
感謝状を受け取った高橋さんは「迷ったけれど声を掛けてよかった。女性が無事と聞いて安心した」と笑顔で語った。泉浩毅署長は「この時に女性を発見できなければ、命の危険もあった」と感謝していた。