路面崩落に気づかずバイク突入、深さ10メートルの崖の途中で木に引っかかる

24日午後3時頃、群馬県上野村乙父の林道で、前橋市の会社員男性(52)がバイクで走行中、前方の崩落路面に気付かず転落、深さ10メートル以上ある崩落面の途中で木に引っかかり、手の骨を折る重傷を負った。
県警藤岡署などによると、崩落現場は2019年10月の台風19号で路面が幅約5メートル、長さ約30メートルにわたり崩れ落ちた。崩落現場の手前には通行止めを知らせる看板があったが倒れていたという。
林道を管理する村は、路面崩落の直後に看板を設置して以降、看板の状況を確認していなかった。台風19号の被害は村内約60か所で確認され、36か所が未修復という。同村の黒沢二郎振興課長は「事故が再発しないよう看板の増加や定期確認を検討する」とした。