「サウナ問題で世間を騒がせた」市長が辞職表明…時期は「高齢者接種のめどがついた時点で」

市役所に家庭用サウナを持ち込むなどの問題が明らかになった大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が辞職を表明した。26日午後の記者会見で「サウナ問題により世間を騒がせ、市政停滞を招いたことを心よりおわびします。けじめと責任を取るために市長を辞職させていただきます」と述べた。
辞職の時期については「高齢者のワクチン接種のめどがついた時点」と明言は避けたが、「年内よりももっと早い段階で終わるだろう」と述べた。
冨田氏を巡っては昨年10月、市役所の市長室隣のスペースにサウナを持ち込んでいたことが発覚。その後、職員へのパワハラ疑惑なども浮上し、市議会が昨年11月、地方自治法に基づき虚偽証言などに罰則を科すことができる百条委員会を設置して追及していた。
冨田氏は2019年4月に大阪維新の会公認で市長選に初当選。現在1期目。昨年11月に大阪維新を離党している。