山尾志桜里氏、今後に言及「今私にできる最善の対応」…議員パス不適切使用問題で

国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46、愛知7区)が28日、自身のツイッターを更新。一部報道で議員パスをプライベートな用途で使用したということが報じられたことに対し、謝罪したうえで今後の対応に言及した。
山尾氏は28日午前、公務においての移動で使用を認められている議員パスについて、「議員パスの件について。公私の別を大切にしている自分として、その区別が曖昧にみえる行動をとるのはよくないと深く反省しています。今後このようなことがないように十分に気をつけてまいります。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。同日の午後に「【今後の対応について】東京で暮らし東京で働く環境で、議員パスを通じた公私の曖昧をなくすためには、東京都内の移動にパスを利用しないこととするのが、今私にできる最善の対応と考えています。改めてお詫びするとともに、仕事を通じた信頼回復に努めていきます」と今後の対応についても言及した。
山尾氏は仙台市生まれ。1986年にミュージカル「アニー」の初代アニー役を演じた。99年に東大法学部を卒業し、2002年に司法試験合格。検察官を経て、09年の衆院選で民主党から初当選。12年の衆院選で落選も、14年衆院選で当選した。
16年には「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログを国会で紹介し、待機児童問題を取り上げたことでも話題になった。「都市部東京の大きな課題である待機児童のその後をしっかり検証し、コロナ禍の今の課題を見極めて、建設的な提案をしていくというように、もう一度、子育て問題にも腰を据えて取り組みたい」と意欲を見せた。
17年に不倫疑惑が報じられ、「男女の関係にはない」と否定しつつも、騒動を謝罪し、民進党を離党。無所属で出馬した同年衆院選で大激戦を制して3選を果たした後、立憲民主党入りし、分党を経て立憲民主党ではなく国民民主党入りした。