埼玉県伊奈町の県立がんセンターは13日、勤務する60歳代の男性医師について、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した後、新型コロナの感染が確認されたと発表した。ワクチン接種後の感染は同県内で初めてとみられる。
同センターによると、医師は3月18日と4月8日にワクチン接種を受けた。5月5日以降、同居する家族2人が症状を訴え、医師も鼻汁などの症状が出たため、11日に3人でPCR検査を受けたところ、12日にいずれも陽性と判明した。
医師は11日以降、出勤しておらず、患者や他の職員の感染は確認されていないという。