「選手を特別扱いするわけには」県が専用病床の設置を拒否

茨城県の大井川知事は12日の定例記者会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会から4月下旬、新型コロナに感染した選手らを受け入れる専用病床を県内に確保するよう求められたと明らかにした。5月上旬に断ったという。知事は「県民と選手を分け隔てする必要性を感じない」と述べた。
知事は県民を入院させるか選手を入院させるかの選択を迫られた場合について、「選手を優先するというのは認められないのではないか」との見解を示した。県オリンピック・パラリンピック課は「感染が収束しておらず、病床に余裕がない。選手を特別扱いするわけにはいかない」としている。
県内の宿泊施設や、サッカー競技が開かれる県立カシマサッカースタジアムなどで選手らが感染した場合、管轄する保健所などが県民と同じ扱いで、入院や診療の対応をとる方針だ。