新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言の対象地域に沖縄県が23日から新たに加わり、宣言対象は10都道府県に拡大した。沖縄県の宣言期間は6月20日まで。県では酒を提供する飲食店への休業要請など感染拡大を抑え込むための対策が始まった。
沖縄県では23日も156人の新規感染者が確認された。22日までの1週間の人口10万人当たりの新規感染者は北海道を上回って、全国で最も多くなった。
県は、管理する観光地の首里城公園(那覇市)と沖縄美ら海水族館(本部町)を23日からの期間中は休園や休館とした。玉城(たまき)デニー知事は「人と人との接触機会を徹底的に低減する」として、県民には不要不急の外出自粛、県外からの来県も帰省を含めて自粛を求めている。
首里城公園、観光客まばら
この日、首里城公園では中心部の有料区域が閉鎖され、観光客の姿もまばらだった。土産物店で働く50代女性は「2019年秋に正殿が焼失した時もどうなるかと思ったが、この1年のコロナの影響はもっと深刻だ。何回も我慢してきたが、今度こそ感染が十分に収まってほしい」と話した。【遠藤孝康】