東京都と大阪府で自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターが24日、開設された。接種対象は65歳以上の高齢者。大阪会場の府立国際会議場(大阪市北区)行きのバス乗り場では、「早くマスクを外したい」と始発の便で会場へ急ぐ人の姿もあった。
約1・5キロ離れた府立国際会議場へ向かうバスが乗り入れるJR大阪駅前のバスターミナル。午前6時50分の始発バスには、通勤客に交じって高齢者も乗り込んだ。この日接種を受けるという無職男性(75)=大阪市東淀川区=は「会場が大阪駅の近くだともっと便利だが、早く打てるに越したことはない。国が会場を設けてくれることはありがたい」と接種券を握りしめて言った。
同じく接種を受けるという吉村晴励(せいれい)さん(75)=同市鶴見区=は予約初日の17日、50代の長男夫婦に無料通信アプリ「LINE(ライン)」で予約手続きを済ませてもらった。6月に神戸市で孫の結婚式が控えており、「早くマスクを外したい。どうせなら一番早く打ちたい」と午前8時の開場に間に合うよう急いだ。
大阪会場では、大阪シティバスが運営する無料の直行バスがJR大阪駅前と南海なんば駅前の計2カ所から出る。大阪駅前では、会場を通る通常の路線バスも走るが、接種を受ける人なら無料で乗ることができる。【鶴見泰寿】