接種予約枠、すぐ埋まる大阪…「感染してもすぐ入院できない」危機感か

自衛隊による大規模接種で、大阪会場では31日、予約の受け付けが大阪府に加え、京都、兵庫両府県に住む高齢者にも広がった。この日受け付けた6月7~13日の予約枠(計約3万5000人分)は、約1時間50分で全て埋まった。
これまでにも、大阪市在住者を対象にした5月24~30日の予約枠は開始から26分、府内が対象の31日~6月6日の予約枠も32分で埋まっている。東京会場では都内の希望者が少なく、接種対象者を前倒しで拡大。6月7~13日分も31日午後5時現在、約5万3000人分(約76%)と対照的だ。
東京に比べ、大阪の予約が早く埋まる状況について、会場を視察した府幹部は、「感染してもすぐに入院できないという医療提供体制に危機感を持つ高齢者が多いことが要因ではないか」と分析する。
新規感染者は減少傾向にあるが、5月31日現在、実質的な重症病床使用率は72・9%。死者数は累計2315人と、東京都(2055人)を超え、全国で最も多い状況が続いている。
会場への交通手段が整備されていることも高齢者の来場を助けている。JR福島駅などから徒歩10分以上かかることから、大阪市は府と共同で、15~30分おきにJR大阪駅と南海難波駅から会場までの無料直通バスを運行している。