22年度入学者、共通テストは1月15、16日 追試は2週間後

文部科学省は4日、2022年度入学者対象の大学入試の日程やルールなどを定めた実施要項を公表した。大学入学共通テストは22年1月15、16両日に実施し、新型コロナウイルス感染拡大に伴う学習の遅れに配慮して今年設けた第2日程はなくなる。一方、新型コロナに感染した受験生は一定期間隔離される可能性があるため、追試は本試験の2週間後の1月29、30両日とした。
全国高校長協会(全高長)が47都道府県に設けるよう求めている追試会場については、引き続き検討し、秋の出願開始前に会場数を公表する。萩生田光一文科相は4日の閣議後記者会見で「感染状況をみながら柔軟に対応したい」と述べた。
実施要項では、各大学が、入試で課す教科や実施方法を7月末までにいったん公表した後、大規模災害などの特別な事情がない場合は変更しないことを原則とした。今年実施した入試で、共通テストの実施後に2次試験の中止を決めた大学があり、受験生を困惑させた教訓を踏まえた対応だ。
また、「コロナ禍」で広がったオンライン面接について、通信環境の不具合で続行が難しくなった場合は、時間の繰り下げや予備日の設定などで受験生を救済するよう求めた。
文科省は実施要項と併せて、感染症を予防しながら試験を実施する対策を定めたガイドラインを公表した。新型コロナのワクチンに抵抗感を持つ受験生がいる可能性に配慮し、ワクチン接種を受験の要件にしないよう求めている。【大久保昂】