大阪市長「ワクチン人質はやりすぎ」 河野氏発言に対し

新型コロナウイルスワクチン接種をめぐり、河野太郎ワクチン担当相が国の接種記録システム(VRS)への入力が遅い自治体にワクチン配送を遅らせる可能性に言及したことについて、大阪市の松井一郎市長は16日、「ワクチンを人質にするのはやりすぎではないか。おかしい」と異議を唱えた。
VRSは、国から配布された専用端末を使い、接種券に記載された18桁の数字を読み取って登録する仕組み。入力に一定の手間がかかることから市では接種拡大を優先。市職員が医師らの代わりに入力するなどしているが、接種から登録までに時間差が生じている。
河野氏は15日の会見で、接種が進んでも入力が行われていないケースがあると指摘。入力が遅れている自治体も含め、「接種が遅いところは、1クール(ワクチンの配送を)飛ばすこともあり得る」と発言した。
これに対し、松井氏は市役所で記者団に「国も(接種記録を)管理したいのだろうが、マンパワーに負担をかけて接種人数自体を抑えるということは本末転倒だ」と述べた。