町三役・町議ら10人が飲酒「しのぶ会」 カラオケも 青森・平内

青森県平内町の船橋茂久町長は16日、町三役や町議会議員ら10人が、5月に亡くなった町議を「しのぶ会」として今月11日に飲酒やカラオケを伴う会食をしたことを明らかにした。船橋町長は記者会見で「コロナ禍でこういうことをしたことについて、町民に対して心からおわびと反省の意を示したい」と謝罪した。
町によると、しのぶ会では午後5時ごろから仕出し店で会食をした後、スナックで2次会を開き、午後11時ごろまでに全員が解散した。酒を作ってもらうという趣旨で船橋町長が依頼したコンパニオン3人も同席した。一方、参加者はいずれの店でも互いに距離を取り、事前に検温をしていたといい、十分な感染対策は取ったとしている。
三村申吾知事は5月31日、県内での感染拡大を受けて「毎日のように一緒に行動していない人との会食は控え、3週間は静かに過ごしてほしい」と呼びかけていた。また、町でも感染リスクの高い場面を注意喚起する国や県からの通知を町職員に周知していた。
会を発案した町議会の船橋健人議長は「感染予防を十分取れば大丈夫だろうという認識の下、実施した。認識の甘さを深く反省している」と話した。
同町の主婦(54)は「感染対策を呼びかける立場の人が、自分たちは大丈夫だという考えなのはダメだと思う」と話した。【平家勇大】