さいたま市大宮区桜木町のインターネットカフェで男が女性従業員を人質に立てこもった事件は、通報から丸1日が経過した後も膠着(こうちゃく)状態が続く異例の展開となった。インターネットカフェが入るビルの周辺には多くの警察車両や消防車両、救急車などが集まり、ものものしい雰囲気に包まれた。
男が立てこもった「マンボープラス大宮西口店」は、JR大宮駅西口から約200メートル離れたビルに入っている。コンベンション施設や商業施設が立ち並ぶ一角だ。
通報から約4時間が経過した17日午後8時ごろに現場に駆け付けると、警察官や救急隊員らが頻繁にビルに出入りし、周辺は騒然としていた。ただならぬ様子に、「何があったのか」と警察官に尋ねる学生や会社員らの姿も見られた。
翌18日の早朝には、ビルの向かいの歩道の通行規制は解除されたが、車道ではバス以外の車両の行き来は制限されており、依然として緊迫感が漂う。
付近を通りかかった所沢市の作業員の男性(27)は「規制線が張られるような事件が大宮で起きて驚いた」。さいたま市の自営業の男性(18)は「丸1日以上も立てこもっているとは…」。
同市の40代の女性会社員は「買い物などでよく使う駅の近くで事件が起き、びっくりしている。家の近くなので怖い」と不安そうに話した。(深津響)