【独自】在任戦後最長の秋葉外務次官が退任へ…後任に森外務審議官

政府は、外務省の秋葉剛男次官(62)を退任させ、後任に森健良外務審議官(政務担当)(60)を充てる方針を固めた。森氏の後任には山田重夫総合外交政策局長(56)を起用する方向だ。来週にも閣議決定する。
秋葉氏は2018年1月に次官に就任し、日本が提唱し、米国も追随する「自由で開かれたインド太平洋」の推進役を担った。今年4月16日に在任日数が1184日となり、佐藤栄作政権で次官を務めた牛場信彦氏を超えて戦後最長となった。
政府は、先進7か国首脳会議(G7サミット)などの重要な外交行事が一段落したタイミングで次官を交代するのが適切と判断したとみられる。秋葉氏は菅首相の信任が厚く、次期国家安全保障局長への起用が取りざたされている。
森氏は1983年入省。駐米公使や北米局長を歴任し、北米局長時代に駐日米大使だったキャロライン・ケネディ氏とも信頼関係を築いた。2018年1月に外務審議官に就いてからは、ロシアとの北方領土を含む平和条約交渉や共同経済活動を巡る協議を担当した。
山田氏は1986年入省。駐中国公使や駐米公使を歴任し、2019年から総合調整を担う総合外交政策局長を務めている。茂木外相の外遊の多くに同行するなど、茂木氏の信頼が厚い。