中国籍被告に懲役5年6月求刑 愛知・スーツケース死体遺棄事件

愛知県西尾市の矢作古川河川敷で2019年7月、中国国籍の女性(当時37歳)の遺体をスーツケースに入れて遺棄したなどとして、死体遺棄などの罪に問われた中国籍の住所不定、無職、朴鐘日被告(32)は21日、名古屋地裁岡崎支部で開かれた初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。検察側は懲役5年6月を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。判決は7月12日。
起訴状によると、朴被告は19年7月、東京都豊島区内で中国国籍の王敬さんの遺体をスーツケースに入れ、車で西尾市の河川敷に遺棄したとされる。また16年12月18日、仙台市で別の女性の首を両手で絞めるなどの暴行を加え、約3週間のけがをさせたとされる。
検察側は冒頭陳述で朴被告が遺体を遺棄したことに「身勝手で悪質であり、死者の尊厳を踏みにじる行為」と指摘した。朴被告は検察側から王さんが死亡した経緯について聞かれたが黙秘した。
一方、弁護側は「謝罪の意思を示している」と執行猶予付き判決が妥当とした。【森田采花】