未確認飛行物体(UFO)の謎を探ろうと、「国際未確認飛行物体研究所」(通称・UFO研究所)が24日、福島市に開所した。国内外から会員を募り、目撃情報の収集・分析や「遭遇」に向けた調査研究を進める。米国防総省が調査に乗り出すなど、UFOへの関心が高まる中、国内唯一のUFOに特化した研究所として町おこしへの貢献も期待されている。
「UFOふれあい館」(同市飯野町青木)内に設けられ、所長にはミステリー雑誌「月刊ムー」編集長の三上丈晴さん(52)を迎えた。この日は「UFOの日」とされており、三上さんは「UFOはロマンで、私の生き方や人生観に大きな影響を与えてくれた」と力説。「コロナ禍で気持ちが下を向いている今こそ、空を見上げてUFOを探してほしい。それが元気のもとになればうれしい」と話した。
同館のある
千貫森
(せんがんもり)(標高462メートル)では、UFOの目撃情報が古くからあり、旧飯野町はUFOによる町おこしに取り組んできた。米中央情報局(CIA)の機密文書など約3000点の資料を収蔵する同館は、全国からマニアが訪れる知る人ぞ知る場所だ。
研究所はウェブ上で、UFOの目撃情報に関するアンケート調査も実施する。まずは千貫森周辺の情報を集め、夏には対象地域を全国に広げるという。会員も募集しており、会費に応じて「地球系」「太陽系」「銀河系」に分類して特典を与えるなど、遊び心ある企画で魅力発信につなげる。市も「コロナ禍で
閉塞
(へいそく)感が漂う今こそ、世の中を明るくしたい」と支援する。
地元の有志でつくる「UFOの里いいの聖地化プロジェクトチーム」の阿曽隆一さん(51)は「飯野の人たちの多くはUFOを見たことがある。目撃情報を集め、ここから発信していく。ゆくゆくは千貫森にUFOを呼びたい」と力を込めた。