神奈川県座間市の男性が軍事技術関係の文書を不正入手したとして逮捕された事件で、県警外事課は30日、男性から文書を受け取ったとされる在日ロシア通商代表部の男性職員(42)を電子計算機使用詐欺の疑いで横浜地検に書類送検した。職員は6月12日、羽田空港からロシアに出国している。
書類送検容疑は2019年7~12月、元調査会社経営の男性と共謀して論文の複写や提供を行うデータベースサービス提供会社から無人戦車の開発やレーダーを用いた軍事偵察、半導体の研究開発を記した米国などの文献8点を、第三者に渡す意図を隠して不正に入手したとしている。
外事課によると、男性は30年以上、この職員を含む約15人のロシア人に文献を譲り渡し、報酬として1000万円以上を受け取っていたという。同容疑で6月9日に逮捕した男性について、外事課は同30日、処分保留で釈放した。【洪香】