【独自】土石流の時速30キロ、走っても逃げるのは困難…動画などから分析

静岡県熱海市で3日に起きた大規模な土石流のスピードは、時速29~32キロ・メートル(秒速8~9メートル)に達していたとする分析結果を、京都大防災研究所の

松四雄騎
(まつしゆうき)准教授(水文地形学)がまとめた。走っても逃げるのは難しかったとみられる。
松四准教授は、住民らがスマートフォンで撮影した土石流の動画や画像のほか、上空からの写真を分析した。その結果、土石流は3日午前に少なくとも2回発生しており、斜面の民家などを一気に押し流した2回目は、速い場所で秒速8~9メートル、より下流の海に近い場所でも秒速6メートルに及んでいたと推定した。
土石流の速度は通常、時速20~40キロ・メートル(秒速6~11メートル)程度とされる。松四准教授は、1回目の土石流で流路が湿って土砂が流れやすくなった結果、2回目の速度が増した可能性があると分析。動画などを見る限り、土石流には、大きな岩が見当たらなかったといい、一つひとつの土砂の粒が小さく、泥流だったことも速度が上がった要因とみられるとした。