静岡県熱海市の土石流は、7日で発生から5日目を迎えた。
所在不明者の捜索が続くなか、市内に住む女性(74)は6日、姉(76)と土石流の発生後初めて再会した。
姉が住んでいるのは、土石流に襲われた伊豆山地区。宮城県内の実家には、家族とともに避難すると連絡が入っていたが、女性が携帯に何度連絡してもつながらなかった。
捜索活動の映像を見るたびに不安が募り、「顔を見るまでは安心できない」と、6日午前に清掃の仕事を切り上げて姉の家へ。JR熱海駅から、歩いて約1時間。到着した姉の家の周辺は規制線で囲まれて入れなかったが、近くの警察官が避難者が入るホテルを教えてくれた。
女性が「連絡がつかないから、直接来たよ」と声をかけると、姉は「わざわざありがとう」と応じた。新型コロナウイルスに配慮し、滞在時間は約15分。それでも、「ずっと心配だったので、本当に良かった」と目に涙を浮かべて振り返った。