活発な梅雨前線の影響で災害級の大雨をもたらす「線状降水帯」が発生したとして、気象庁は7日、島根、鳥取両県に「顕著な大雨に関する情報」を発表した。松江市八雲町日吉地区の755世帯1884人に、危険度が最も高い「緊急安全確保」が発令された。
島根県出雲市斐川町では非常に激しい雨が降り、午前7時10分までの6時間雨量が160ミリを観測。鳥取県大山町塩津も午前10時20分までに142ミリの雨が降り、いずれも観測史上最多を記録した。
松江市や出雲市では、複数の河川で水があふれ、住宅地の道路が冠水したり、土砂が流れ出したりしている。出雲市によると、午前10時現在、計9棟の住宅に浸水した。崖崩れが13件発生し、道路ののり面崩壊や冠水が40件を超えた。
島根県の松江、安来、出雲、雲南の4市と鳥取県の江府、三朝両町で計約13万世帯30万人以上に避難指示が出された。
8日午前6時までに予想される24時間雨量は、中国地方と九州北部で150ミリ、北陸と近畿で100ミリ、東海で80ミリなど。前線は10日頃まで本州付近に停滞する見込みで、広い範囲で大雨になる恐れがある。