JR東海が進めるリニア中央新幹線の地下トンネル工事をめぐり、東京都の住民24人が19日、同社を相手取り、居住地域にある沿線ルートの工事差し止めを求め東京地裁に提訴した。東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事で昨年、ルート真上の地盤が陥没したことを受け、同様の工法が使われているリニア工事でも被害が発生する恐れがあるとしている。
訴状によると、24人は大田区田園調布や世田谷区東玉川などの住民で、工事によって陥没事故や地盤沈下などが予想され、生命の危険に加え地価の下落や財産上の被害も懸念されると主張。「多量の電力を浪費し環境破壊も引き起こすなど、公共性がない」と批判している。
提訴後に都内で記者会見した原告団長の三木一彦さん(63)は「取り返しのつかないことが起きる前に、食い止めないといけない」と話した。
JR東海の話 訴状は見ていないが、適切に対応したい。
[時事通信社]