元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が27日、自身のツイッターを更新。東京都の新型コロナウイルスの新規感染者が同日に2848人と過去最多となるなど、急速に再拡大が進む中、菅義偉首相が五輪中止を否定したことに私見を述べた。
橋下氏は東京の新規感染者が過去最多と記録したことを受け「日本選手の活躍は嬉しい。ただしオリンピック中止の撤退ラインを定めないまま突き進む日本の政治の姿は、先の大戦で敗戦した反省がまったく生かされていない。撤退ラインを定めながらそうならないように手を尽くすのが国家運営だ。日本はいざというときに勝負ができない国家だ」とし五輪を撤退するラインを示すべきだとした。
その後、菅首相が五輪中止を「人流も減っていますし、ありません」と否定し「不要不急の外出は避け、オリンピック・パラリンピックはテレビ等で観戦をしてほしい」などと訴えたことを報じるニュースを引用し、「医療体制が追いつかず、特定業種が営業停止になったにもかかわらずオリパラを継続するなら、以後国民は政府の言うことを聞かなくなるだろう。いわゆる統治不能状態。もちろんオリパラを中止にしても感染状況が改善するわけではない。あくまでも国民感情への配慮。この視点での撤退ラインの設定が必要」と改めて五輪の撤退ラインの設定を主張。
続けて「ワクチンが高齢者その他に普及してきた今、入院基準を変えるべきではないか?イギリスなどの外国の入院基準も参考にすべき。撤退ラインを決めていないので、ラインを避ける議論が何もない。ただただオリパラ継続、そして病床使用率が上がるのを放置しているだけ。国家として体をなしていない」とつづり、「感染者数が増え病床使用率が80%を超え、医療現場から中止の声が上がり、もともとあった中止の声がうねりにならないか心配。今から入院基準を変えて、病床使用率が単純に上がらないように備えるべき」と自身の考えを示した。