公明議員事務所を捜索、秘書ら融資仲介か 東京地検特捜部

公明党の吉田宣弘衆院議員の秘書と、同党の太田昌孝衆院議員の元秘書の2人が貸金業の登録を受けないまま融資の仲介に関与していた疑いがあることが4日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は同日、貸金業法違反容疑で吉田、太田両氏の東京・永田町にある議員会館事務所のほか、同党の遠山清彦元衆院議員が代表を務めるコンサルタント会社などを捜索した。
関係者によると、吉田氏の秘書と太田氏の元秘書は貸金業の登録をせず、政府系金融機関の融資を民間企業に複数回、仲介する業務に関与した疑いが持たれている。太田氏の元秘書は最近、辞職。吉田氏の秘書は遠山氏が今年2月に辞職するまで、遠山氏の秘書を務めていた。特捜部は、秘書らが仲介業で利益を得ていた可能性があるとみて捜査を進める。
太陽光発電関連会社「テクノシステム」社長、生田尚之被告(47)=詐欺罪などで起訴=らによる融資詐欺事件の捜査で、遠山氏の在職中、秘書らが生田被告に政府系金融機関を紹介していたことが判明。捜査の過程で貸金業法違反の疑いも浮上した。
遠山氏は財務副大臣などを歴任したが、緊急事態宣言中に都内のクラブを訪れたなどとして議員辞職。吉田氏は遠山氏の辞職を受けて繰り上げ当選した。太田氏は衆院当選1回。