徳島・牟岐 オスプレイ低空飛行か、平和団体が県に中止要望書提出

目撃件数 昨年度超え
米軍の垂直離着陸輸送機、オスプレイとみられる複数の機体が徳島県牟岐町の住宅地上空を低空飛行していたとして、県平和委員会(森本克博・筆頭代表理事)と阿南平和委員会(佐古竜己代表)が20日、国による米軍への中止要請などを求めて、県に要望書を提出した。県は「情報を受け、既に防衛省と外務省へ中止を求めている」とした。【大坂和也】
低空飛行の模様は、2013年から米軍機とみられる機体の飛行状況を記録している牟岐町の共産町議、藤元雅文さん(68)=牟岐町内妻=の妻(63)が12日午後2時ごろ、自宅上空を相次いで通過する様子を動画で撮影した。藤元町議によると、3機が自宅周辺を約10分間旋回し、北に向けて飛び去ったといい、公開された約30秒間の動画には、うち2機が映っている。藤元町議は「初めて聞く人にとっては驚くような大きさの音だった」と説明した。
要望書を受け取った臼杵一浩県総務課長は、中国四国防衛局(広島市)へ6月に米軍機の低空飛行訓練中止を求める要請書を提出したことや、騒音測定器を増設するための事業費を盛り込んだ補正予算案を県議会に提出していることなどを説明した。
県によると、県内では今年度、米軍機とみられる低空飛行は20日までに計24日間目撃されており、すでに昨年度1年間の19日間を上回っている。