お盆帰省の東京駅、昨年より人出 「感染者、減らないのでは」

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、7日からお盆休みの本格的な帰省シーズンが始まった。政府は6都府県に緊急事態宣言を発令し、県境を越える不要不急の移動を控えるよう呼びかけている。3連休初日のJR東京駅は例年のような混雑は見られなかったが、鉄道と空の便の予約は昨年より増えた。
7日午前9時過ぎ、東京都内のパート従業員、西塔敦子さん(51)は単身赴任中の夫に会いに大阪に行くため新幹線を待っていた。「コロナでなかなか行き来がしづらいので会うのは5カ月ぶりです」。兵庫県の実家に家族4人で帰省する山本菜穂江さん(35)も「昨年のお盆はコロナで帰っていない。1歳4カ月の娘が祖父母に会うのはこれで2度目」と話す。長男の理陽斗(りひと)ちゃん(3)は「プラレールを買ってもらうのが楽しみ」とはにかんだ。
時間がたつにつれ、ホームの人出が増えたことを心配する声も。岩手県から静岡県の自宅に帰る途中という会社役員の野田純孝さん(63)は「昨年はガラガラだったので人が多い印象。これでは、なかなか感染者は減らないのでは」と話した。
JR各社によると、この日の東海道新幹線下りの自由席乗車率は、東京駅発車時点で「のぞみ」が30~90%、東北・山形新幹線は10~50%となった。【田中理知】