過去にも飲酒後診療 保健所が指導 院長「毎晩晩酌、夜勤少ない」

愛知県豊橋市の産婦人科・小児科医院「マミーローズクリニック」の男性院長(68)が飲酒後に出産手術をしていた問題で、医療法に基づく再調査をしていた市保健所は11日までに、飲酒後の夜間診療が以前にもあったことを確認、再発防止のため、勤務態勢の見直しなどを指導した。今後、指導文書を送り、同院は市保健所に改善策を報告する。
同院はホームページで6人の勤務医を紹介しているが、問題の出産手術は、あらかじめ院長が勤務することが決まっていた時間帯に実施された。生まれた乳児の父親が院長とのやりとりを記録した音声データによると、勤務前の飲酒について、院長は「僕はいつも飲んでいました」「別に酔っ払うほど飲んでいないので、お茶代わりに飲んでいた」などと答えていたが、1度目の市の調査には、該当する手術前の飲酒は認めたものの、常習性は否定。このため、父親がこの音声データを市保健所に提出し、再調査が続いていた。
市保健所によると、再調査に対し、院長は「毎晩夕食時に晩酌しているが、(自分が)夜勤に入ることはすごく少ない」などと釈明。日中勤務時の飲酒は否定した。
再調査では、このほか、夜勤帯の医師への引き継ぎの不備も確認された。市保健所は、飲酒後の勤務を避ける勤務態勢や、医師間の情報共有のあり方の見直しを指導した。【川瀬慎一朗】