36年たっても思い変わらず…日航機墜落事故、遺族が慰霊登山

1985年、乗客乗員520人が命を落とした日航ジャンボ機墜落事故は12日、発生から36年となった。群馬県上野村の墜落現場「御巣鷹の尾根」では、早朝から遺族による慰霊登山が始まった。
遺族は標高1500メートル超の尾根に立つ慰霊碑「昇魂之碑」を目指し、つえをつきながら、ゆっくりと山道を進んだ。宝塚歌劇団出身の女優だった長女の由美子さん(当時24歳)を亡くした東京都大田区の吉田公子さん(87)は「事故が起きた日の朝、家から送り出した時のことを今も思い出す。36年たっても娘への思いは変わらない」と語った。
遺族の中には、高齢化や新型コロナウイルスの感染拡大で、慰霊登山を断念する人も少なくない。麓の「慰霊の園」で12日夜に予定する追悼式は感染防止のため、昨年同様、規模を縮小して開かれる。