女性絶句「隣の家が跡形もなくなって」住人とも連絡取れず…西日本大雨

西日本を中心に降り続く大雨は13日、各地に被害をもたらした。降り始めからの雨量が平年の8月の2倍超を記録した長崎県雲仙市では、土砂崩れに巻き込まれた女性1人の死亡が確認され、連絡の取れない2人の捜索が雨の中、続いた。
「隣の家が跡形もなくなっていて……」。雲仙市小浜町の土砂崩れ現場に隣接するタクシー会社の女性従業員は、前日から変わり果てた風景に絶句した。女性は「住人とはまだ連絡が取れないので心配だ」と話した。
女性が13日午前8時頃に車で出勤したところ、会社事務所の裏山の一部が崩れ、約20メートル離れた所に立っていた住宅が土砂に流されていた。土砂は道路を覆い、電柱が折れ曲がっていた。事務所に被害はなかったものの、駐車場に止めてあったタクシーは泥をかぶっていたという。
福岡県久留米市では、筑後川の支流・陣屋川近くの住宅街が冠水。住民たちが食料や水を調達したり、片付けに追われたりした。
読売新聞の午前9時現在のまとめでは、九州・山口では6県の84自治体で計128万4114世帯、286万5251人に避難指示が出ている。
一時、大雨特別警報が発令された広島市や周辺の市町では、河川が氾濫し、災害を受けて自治体が発表する5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が発令された。
広島県内で緊急安全確保が発令されたのは午後1時現在、3市町で計5543世帯の計1万1550人。内訳は、広島市安佐北区で73世帯159人、安芸高田市で2548世帯5149人、北広島町で2922世帯6242人となっている。
三次
(みよし)河川国道事務所と広島地方気象台は13日午後0時半、広島県三次市で


(ごう)の川が氾濫したと発表。また、広島市の

鈴張
(すずはり)川など県内の3河川が氾濫したとの情報がある。
県警や県には、「鈴張川を見にいった人が帰ってこない」「車が川に流された」といった通報が寄せられ、確認を急いでいる。