お盆休みの時期を迎え、千葉県の熊谷知事は12日、報道陣の取材に応じ、県民に対して新型コロナウイルス感染防止策の徹底を求めた。県内では感染の急拡大で病床が限界に近づきつつあり、熊谷知事は「現在起きていることは見えにくい大災害だ」と危機感をあらわにした。
県によると、県内の療養者8369人(11日時点)のうち、入院しているのは903人。10人に1人しか入院できておらず、感染してもほとんどが自宅療養となっている。症状が悪化した際の入院先の調整も難しくなっているという。
重症者は速報値で76人と過去最多を更新。重症者向け病床の使用率は約63%だが、重症化する恐れのある中等症患者も急増しており、「実質的には満床に近い」(熊谷知事)状態だ。
昨年のお盆休みは、帰省先で友人や親族と食事をしたり、カラオケ店でクラスター(感染集団)が起きたりして感染が広がった。熊谷知事は「一人一人の1日の行動が全ての県民の命に直結する局面」と述べ、改めて会話時のマスク着用や不要不急の外出の自粛を求めた。