停滞する前線の影響で、17日も九州から東海を中心に、激しい雨が降った。18日にかけても西日本と東日本で大雨になる恐れがある。中国地方や九州では土砂災害の危険度が高まっており、気象庁は「土砂災害がどこで発生してもおかしくない」として厳重な警戒を求めている。
気象庁によると、17日午後6時現在、鹿児島市で24時間雨量が356・5ミリを記録し、観測史上最大になった。佐賀県嬉野市では11日の降り始めからの雨量が1170・5ミリに上り、約1週間で年間雨量の半分を超えた。三重県や和歌山県でも1時間に70ミリ以上の非常に激しい雨が降った。
長崎県雲仙市小浜町で父と娘が行方不明になっている土砂崩れ現場では17日夕、1人が見つかり、死亡が確認された。女性とみられ、県警が身元確認を進めている。県は、同市に災害救助法を適用すると発表した。
鹿児島県日置市では17日、妙円寺小学校の裏で土砂崩れが発生し、高さ約30メートルから崩落した土砂で周辺の道路が通行止めになった。
前線は次第に北上し、18日は九州から東海、北海道を中心に大雨が予想される。18日午後6時までの24時間雨量は、四国で250ミリ、東海、中国地方で200ミリ、九州南部、近畿で180ミリ、九州北部、関東甲信、東北、北海道で120ミリなど。
前線の活動は19日頃から弱まる見込み。