岩手県と盛岡市は18日、新たに47人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者は計2544人となった。また、直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は過去最多の24・4人で、4段階指標で最も深刻な「ステージ4(感染爆発)」相当の25人に迫りつつある。
県内では、1~18日に計542人の感染確認が発表されており、月別で過去最多となった。12日には1週間の人口10万人当たり新規感染者がステージ3(感染急増)相当の15人を初めて超え、県独自の緊急事態宣言を発令。しかし、それ以降も1日の感染者が25人を超える日が続き、わずか1週間でステージ4目前となった。
入院患者も過去最多の235人となり、確保している350床に対する病床使用率は67・1%で、ステージ4相当の50%を大きく超えている。県の担当者は「医療資源が乏しい中、過去最大の患者を受け入れている。医療機関にとって大変つらい状況になっている」と話している。【日向米華】