新型コロナウイルスに感染し、重症化した場合に命をつなぐ「切り札」となる人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使う人が全国で100人超と過去最多になっていることが20日、分かった。
災害レベルとされる流行「第5波」が猛威を振るう中、専門医は「日常生活で普通に元気に過ごしていた、より若い人が感染し、病状が悪くなるケースが増えている」として、感染予防を訴えている。
集中治療の専門家らでつくる日本ECMOネットによると、19日現在で装着数は少なくとも112人。100人を超えたのは第5波が初めてで、7月末以降、急激に増えている。