秋田の洋上風力発電工事作業船で14人感染 船内でマスク着用せず

秋田県と秋田市は24日、県内で新たに計50人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日あたりの感染者の発表人数としては、19日の39人を上回り過去最多となった。【高野裕士】
秋田市で24日に発表された新規感染者のうち、14人は秋田港での洋上風力発電の風車関連の工事に携わっている作業船「ZARATAN(ザラタン)号」の乗員だった。
工事を受注した鹿島建設の担当者などによると、作業船に乗船していたのは計78人。感染した14人中12人は外国籍だという。18日に下船した別の外国籍の船員1人が羽田空港(東京都)から出国しようとした際、PCR検査で陽性が判明。この報告を受けて乗員に検査した結果、14人の陽性が判明した。
作業船は14日に約20人の作業員が乗船するなど定期的な乗員の入れ替えがあったほか、食料の詰め込みや給油などで外部者との接触があった。一方、作業船では乗船時に感染の有無を確認する検査などをしていたが、乗員は船内でマスク着用をしていなかった。鹿島建設の担当者は「感染防止対策が不十分なところがあった可能性がある」と語った。
作業船は現在、市内飯島地区の港の岸壁に停泊。今後岸壁に仮設ハウスを設置し、下船した陰性者を収容する。工事の事業主体である秋田洋上風力発電(秋田市)の岡垣啓司社長は「地域の皆様、関係者の皆様にご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。