違法な献金を受け取っていたと週刊誌に報じられた日本維新の会元副代表で、大阪府議を辞職した今井豊氏について、松井一郎代表(大阪市長)は26日、記者団に「大問題だ」と批判し、処分する意向を示した。今井氏が公の場で説明していないことを問われるとかばう場面もみられ、「盟友」への配慮をにじませた。松井氏との主なやり取りは以下の通り。
――今井氏が議員辞職をした受け止めを。
◆我が党幹部の議員が、疑念をもたれるような行為をしたことをおわび申し上げたい。しっかりと反省してもらいたい。政党の信頼を裏切った背信行為であり、組織として厳しい処分になると考えている。
――今井氏からはどのような説明を受けたか。
◆女性問題は、本人からそういう事実はないと説明を受けた。ただ、疑われるような行動には間違いないと思う。金銭の問題は、(今井氏が週刊誌の取材に対して)「闇献金」という言葉を使っており、そういう認識で金を受け取ったのだろう。大問題だ。僕は非常に残念で仕方がない。
――今井氏は大阪維新の会の創設メンバーで、20年来の付き合いだが。
◆本人は議員を辞めるというけじめの付け方をしたのだと思う。長く一緒にやってきた仲間なので残念だ。私情を挟まず、きちんと処分したい。
――維新の会の体質的な問題ではないのか。
◆(同様の問題は)我が党だけでなく、自民党や他の党でもある。広島の(河井克行元法相夫妻の)買収の問題もあったし。気の緩みなんですかね。
――今井氏は、今回の問題について公の場で説明をしていない。
◆今井さんは、週刊誌の記者の取材に対して、隠すことなく全部言っている。記者は女性問題を聞こうとしていたのに、聞かれもしない金銭問題まで自分で言った。議員を辞めずに疑念を晴らそうと思うなら説明すべきだと思うが、週刊誌の報道の通りと認めている。今回は疑惑を認めているので、それ以上(の説明責任)はないと思っている。
――今井氏本人が府民に対して説明するのが筋ではないか。
◆本人が疑惑を認めて議員を辞めたのに、首に縄を付けてしゃべれというのは違う。僕がそれを強制する立場にはない。あとは今井さんが私人として、今後の対応を法律の専門家と協議して判断すべきだと思う。