接種に「全力で協力している」…県医師会、知事の「責任逃れ」発言に抗議

奈良県医師会の安東範明会長は26日、「(県医師会には)ワクチン接種に協力してほしい」と荒井知事が発言したことに対し、「全力で協力しており、事実と異なる」として、訂正を求める抗議文を提出した。また、県に緊急事態宣言の発出を求める要望書も合わせて出した。
安東会長が19日の記者会見で緊急事態宣言などの必要性を訴えたことを受け、知事は20日の新型コロナウイルスの対策本部会議後の記者会見で、県医師会にワクチン接種への協力を求めた上で、「接種しないで緊急事態というのは責任を逃れているのではないか」などと発言した。
安東会長は抗議文で「医師会はワクチン接種に全力で協力している」「344医療機関が新型コロナ患者の診療、検査を精力的に実施している」などとして、速やかに発言の訂正を求めると申し入れた。
県庁を訪れた安東会長は平夏来・医療政策局長に抗議文を提出。その後、記者会見を開き、「知事の発言には力がある。不確かなことを軽々しく言うのはやめてほしい」と話した。
一方、県が24日、自宅療養者対策として、県医師会に、往診やオンライン診療の協力を依頼したことについて、安東会長は「電話診察を含め、県医師会が主体的にやっていく」と全面的に協力することを明らかにした。県に血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターの配布や、確実な救急搬送態勢などを求めた。