「群馬にコロナ持ち込むな」「ネットに晒す」他県ナンバー車に張り紙

前橋市国領町のショッピングセンター「前橋リリカ」の駐車場で28日、長野ナンバーの車のリアガラスとワイパーの間に「コロナウイルスを都会から一生群馬県に持ち込むな!」などと書かれた紙が挟まれているのを所有者の20代男性が見つけた。男性は毎日新聞の取材に「今時、こんなことがあるのか」と、困惑している。
男性によると、「張り紙」に気づいたのは、前橋リリカで約30分買い物した後の28日午後4時半ごろ。紙には他に、「県内全域緊急事態宣言」「二度と群馬県に来るな」「ネット上にナンバープレートと車体を晒(さら)します」などと書かれていた。男性は4月に県内に転居しており、ナンバーの変更手続きを進めるとともに、県警に被害を相談したという。
一方、紙には「城東町三丁目自治会」の署名があったが、同会の伊東研一会長(63)は「ショッピングセンターと城東町三丁目は1キロ以上離れている。なぜうちの名前が使われたのか」と作成を否定する。同会役員の別の男性(77)も「自治会の名前が汚された」と憤慨した様子で語った。伊東会長によると、他の車に張り紙があったとの情報はないという。
新型コロナウイルスの感染が急速に拡大した県内では、今月20日から政府の緊急事態宣言が出されている。また、男性が張り紙の写真をツイッターに投稿したところ、約2万回リツイートされた。【菊池陽南子】