愛知県国際展示場(常滑市)で29日に開催された野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」で酒類の提供やマスクをしない観客が密集していた問題を巡り、同県の大村秀章知事は31日の記者会見で、近く第三者委員会を設置して事実関係の検証や再発防止の提言をまとめる方針を明らかにした。
イベントを主催したのは「office keef」(名古屋市)。同社がウェブサイトに30日に掲載したおわび文で、「(8月)18日までの時点で過度な飲酒でなければお酒の提供も可能と愛知県から話をいただいた」と説明している点について、大村知事は「酒の提供が可能と説明した事実はない」と反論。同社が「一部キャンセルできない酒類については販売しますと県担当者に報告した」としている点についても大村知事は「販売したいという申し出があったのは事実だが、徹底して自粛するよう呼びかけていた」と述べ、「事実がねじ曲げられている」と不快感を示した。
大村知事は、現在も同社とは連絡が取れていないとした上で、同社の対応について「一発やってしまえばそれでおしまい。あとは野となれ山となれというような姿勢は極めて遺憾。事実関係を検証し、今後このようなことが起きないように再発防止についての提言をまとめていきたい」と話した。【高井瞳】