大阪府の吉村洋文知事が40代、50代と大学受験生専用のワクチン接種会場2か所設置発表

大阪府の吉村洋文知事が6日、大阪府庁で記者の囲み取材に応じ、新型コロナウイルスのワクチン接種会場を新たに2か所設置することを発表した。
新設されるのは大阪府庁新別館南館と、大同生命大阪本社ビル(大阪市西区)の2か所。接種対象者として、大阪府新別館南館は府に住民票のある40代、50代の希望者と、高校3年生以上の大学受験生。大同生命大阪本社ビルは府内に住民票のある40代、50代とした。理由について吉村知事は「重症化予防が大事。40代、50代は希望者が打てていない。高校3年生以上の浪人生を含めた受験生の接種枠は、人生のターニングポイントを、コロナで押しつぶされることのないように、受験生の思いを守っていきたい」と説明した。受験生は土、日曜日。平日(水~金曜)は40代、50代とし、モデルナ製のワクチンを使用する。
また、インテックス大阪の大規模医療施設の事業者を公募することを発表。6日に公募を開始し、13日には事業者を決定し公表する。吉村知事は「ベッドの設置、清掃、搬送、食事など生活の支援も含めた運営をしてもらえるところにお願いしたい。医療従事者の手配以外の全般を9月から令和4年5月末まで運営してもらう」と話した。
緊急事態宣言の延長が濃厚になっている点については「今の状況では延長はやむを得ない。すでにピークアウトしているんじゃないかという声もあるが、判断は難しい。医療もひっ迫しており、12日で宣言解除は難しいと思う」と述べた。