元貴源治を大麻所持容疑で書類送検 場所中使用認め7月懲戒解雇

十両だった7月の大相撲名古屋場所中に大麻たばこを吸ったとして日本相撲協会を懲戒解雇された元貴源治(24)=本名・上山賢=が大麻取締法違反(所持)容疑で警視庁組織犯罪対策5課に書類送検されたことが捜査関係者への取材で判明した。送検は3日付。
送検容疑は7月20日、1人暮らしをしている東京都板橋区内の自宅マンションで、大麻を含む植物片0・184グラムを所持したとしている。室内には吸引用とみられる水パイプもあった。
捜査関係者によると、「自分で吸った大麻の燃えかすと認識している」と容疑を認め、「4~6月にツイッターなどを介して売人から買い、自宅マンションで何回か吸った。場所前や場所中の緊張感を和らげるため、約1年前から大麻オイルを使用し、今年2月にパイプを入手して使った」と供述しているという。
日本相撲協会は名古屋場所中の7月、「『貴源治が大麻を使用しているのでは』といううわさ話が力士らの間で交わされている」との情報があったことから、調査を開始。尿検査で大麻陽性となり、「名古屋場所中に大麻たばこを1本吸った」と認めたため、懲戒解雇した。【林田奈々】